NPO団体
ADRA Japanとは
ADRAとは、世界最大規模の約120カ国に支部を持つ国際NGOであり、正式にはAdventist Development and Relief Agencyといい、頭文字をとってADRA(アドラ)と呼んでいます。日本支部である、ADRA Japanでは「ひとつの命から世界を変える」をモットーに、各国支部と連携し、人種・宗教・政治の区別なく活動しています。(詳しくはこちら)
今回は事務所を訪れ、国内事業課の三原千佳さんにお話を伺いました。
【国内事業課 三原千佳さん】
※取材時は、マスク着用、換気、身体的距離の確保を徹底し、感染対策を行いました。撮影時のみ、マスクを外して撮影しました。
取り組みの内容について
1910年代に教会の牧師達がヨーロッパ、中東、アジアの人々へ向けて援助物資を配布したことをきっかけとして、ADRAの活動が始まりました。援助活動は終戦後の日本にも広がり、1985年に日本支部としてADRA Japanが設立しました。
主な取り組みとしては、災害や紛争時の緊急支援や発展途上国への開発支援を行っています。ADRA Japanでは、ウクライナ、ネパール、ミャンマー、アフガニスタン、南スーダン(駐在はエチオピア)、ジンバブエ、日本などを対象として支援を行っています。
例えば、ネパールでは口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という先天異常の患者に対して医療チームを派遣する医療支援やジンバブエでは校舎の建設や学校運営支援を行うなどの取り組みをしています。また大きな国際問題となっている、ウクライナに関してはADRAウクライナと連携して早い段階から支援を行っており、現在も緊急支援の一環として募金活動を行っています。
このように、私たちは自然災害や紛争の被災者、医療を必要としている人々、教育を受けられない女性や子どもたちなどに、自立を助ける支援や緊急支援を届けており、今後も継続して活動していく予定です。
コロナ禍の影響とボランティア募集状況について
2020年に新型コロナウイルス感染症が流行した際は、各国に駐在している日本人のスタッフが一時帰国を余儀なくされるなど大きな影響がありました。ただ、zoomなどのオンラインツールの発達により、支部との連絡を取る手段が増えたことはコロナ禍においては良い面でもあったと思います。
現在、足湯ボランティアとして活動してくださる方を募集しています。足湯ボランティアとは、地震や水害などで被災された方へ対して、足をお湯に浸けてもらいながらお話をするというものです。被災して疲れている住民の方々に、心身共にリラックスしていただく時間を提供します。
近々、足湯ボランティア参加希望者の方へ向けて、講習会を行う予定です。その他にも、ADRA Japanの活動を支援してくださる方などへ向けて、3か月ごとに機関紙の発送作業を行うなどのボランティア活動もあります。
ADRA Japanの公式SNS(Facebook、Twitter、Youtube)もありますので、ボランティア活動にご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください!
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。