NPO団体
絆プロジェクト2030とは
東日本大震災で被災した子どもたちに対して、心のストレスケアを行うことで、子どもの健全育成に寄与することを目的として設立されたNPO法人です。(詳しくはこちら)
今回はシブカツにお越しいただき、理事長の永野秀樹さんにお話を伺いました。
【左:シブカツ職員 右:永野秀樹さん】
団体設立のきっかけと主な活動内容について
2011年3月11に発生した東日本大震災2週間後の3月25日に「絆プロジェクト」を創立し、2012年7月7日にNPO法人として、東京都に認定されました。
対象は大災害を被災したこどもたち、児童養護施設のこどもたち、母子支援施設やDV避難シェルターのこどもたちで、公的機関と連携しながら支援・交流しています。ひな祭り・Xmas等行事ごとにプレゼントやアウトドア・遊園地招待や生活物資を送る等、様々な支援を行っています。
【DV避難シェルターのこどもたちへプレゼント:お年賀】
現在の取り組みについて
2022年4月1日からは、日本に避難しているウクライナのママとこどもたち支援を開始しました。
ウクライナ国民は、東日本大震災の際に日本へ支援をしてくださり、私たちはたくさんの勇気をもらいました。今はその恩返しだと考えています。支援としては、日本での生活相談や交流会、日本文化体験も企画しました。
🎄2022年12月17日「Xmas Party」開催🎄
避難民のママ70名と50名のこどもたち、日本人50名の計170人が参加しました。ウクライナのこどもたちと日本のこどもたちが一緒に遊び大喜びでした。ウクライナのママたちからも「日本に来てよかった」など、嬉しい言葉もたくさんいただきました。
ウクライナが平和になり、ウクライナの人たちが帰国する際には、「日本にまた来ます!」と言っていただけるようにこれからも支援を続けたいと思います。
コロナ禍の影響と今後について
2011年から2019年まで、「こどもの心のケアプロジェクト」という、東日本大震災によって被災したこどもの心のケアを目的としたプロジェクトを行っていました。アメリカの「FBF財団」という国際的なNPO団体の心理チームが来日し、ノウハウやワークショップの仕方などを提供してくれました。こどもたちが大声を出したり、走り回ったり、リズムを取ったりすることで、恐怖体験や悲しみの感情などのストレスを軽減することができます。
現在は、コロナ禍の影響で活動を一時的に休止していますが、今後はこのワークショップを再開していく予定です。また、このプロジェクトをウクライナ避難民のストレスケアや、一般企業や公的機関へのストレスケアにも広く活用できればと考えています。
今後は、ウクライナ避難民のために、公的機関と連携を強め相談窓口としての信頼度向上につなげていきたいと考えています。過酷な環境にいるこどもたちの未来の夢と希望を守る活動を継続して参ります。
【ウクライナの交流会&Xmas Partyの様子/2022年12月17日】
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。