自主企画講座「渋谷ひと駅散歩「知られざる渋谷の顔」1神泉駅~渋谷駅」を開催しました!
渋谷といえば、若者の街、世界中から人が集まり常に新たなトレンドが生み出される、といったイメージが強いですが、渋谷駅から徒歩圏内には、大使館が点在する高級住宅街や、かつての花街という、まったく性格の異なるエリアが隣接しています。
今回は、そんな知られざる渋谷の顔を知るべく、松濤と円山町を散策しました。
最初は神泉駅からスタートしました。
「神泉」の由来は、江戸時代に刊行された『江戸砂子』によると、「此処に湧水あり、昔空鉢仙人此谷にて不老不死の薬を練りたる霊水なる故斬く名付しと言ふ」と書かれており、古くから霊泉として知られていたため、ここから「神泉」と命名されたと考えられています。
次に向かったのは松濤美術館です。
欧州のシャトー風で建物自体が美術品ともいわれており、外壁は韓国ソウル郊外の石切場から採れる強いピンク色の花崗岩を使用しているそうです。
施設内は吹き抜けの構造になっています。シーズンごとで展示内容は変わりますが、人形やビーズなど、他の美術館では見られないような個性的な内容が展示されています。
続いて訪れたのは鍋島松濤公園です。
明治時代、鍋島家は松濤園(茶園)を開いており、この松濤園の一画が松濤公園となりました。
公園内には、隈研吾設計のあの有名なトイレが!
奥に進むと水車がありました。
紅葉のシーズンはとても素敵だそうです・・・!
公園を出た後は松濤の高級住宅街を散策しました。
散策中は大使館が高級住宅街に多い理由などのお話しを聞きました。
そのまま道玄坂・円山町へ。
円山町児童遊園地は、近王八幡例大祭、落書き落とし・清掃活動、防災活動など円山町会行事の拠点となっております。
最後にマークシティに向かい、ショッピングモールや、JR渋谷駅と京王井の頭線の渋谷駅を結ぶ連絡通路に展示されている岡本太郎の「明日の神話」を見学し解散となりました。
今回のひと駅散歩では、渋谷の知られざる場所を探索し、新たな発見をすることができました。
これからも渋谷についてさらに見分を深めるべく、駅近のビル街だけでなく、様々なエリアに足を延ばして「渋谷の知られざる顔」を見つけていきたいと思います!