ハチコウ大学講座
9月になってもまだまだ暑さが続きますが、自主企画講座「映えスポット 旧前田侯爵邸宅」を開催しました!
散策場所は、目黒区の駒場周辺です。集合場所は駒場東大前駅です。
駅の階段を降りると、すぐ目の前に駒場東大キャンパスがあります。戦後、この地にあった第一高等学校が東京大学に包摂されたのに伴い、このキャンパスが東大の敷地となりました。
線路沿いと閑静な住宅街を歩いて、旧前田侯爵邸がある駒場公園を目指します。
駒場公園の入り口に到着しました。旧加賀百万石の当主・前田利為侯爵邸跡地を活用した公園です。広い芝生を中心に樹木が茂り、公園内に存在する旧前田侯爵邸は平成25年8月に重要文化財に指定されました。建物は昭和初期の建築技術の粋を集めた作りになっており、化粧レンガやタイル張りのほどこされた洋館と書院造りの和館があります。また園内には日本近代文学館もあり、近代文学に関する資料が閲覧できます。
まずは、旧前田侯爵邸和館にきました。和館は当初計画になかったようですが、外国からの賓客に日本文化を伝えるものとして建築されたとのことです。
縁側に座って庭を眺めてみました。
紋様もとても美しさを感じます。東京都に残る近代の大邸宅として居住施設が残っていることは大変貴重です。
続いて、旧前田侯爵邸洋館に向かいました。地上3階地下1階建ての洋館は、当時東洋一の大邸宅と人々の目を見張らせたものだったそうです。外から見るだけでも壮観なたたずまいです。
洋館の入り口です。寄せ木張りの床と漆喰の壁が和と洋のみごとな調和を見せています。右手にはテラスに面した心地よい旧応接室があり、それに続いてサロンが2つ、奥には大食堂と小食堂が並んでいます。これらは要人を招いてのパーティ時には一連なりの空間として使われていたとのことです。
ステンドグラスがとても綺麗です。
前田侯爵家の生い立ちについて学んでいます。
婦人室です。昔の面影が残されています。
今回の講座では、都心にこのように自然と大きな邸宅があることを初めて知りました!
ここには掲載していませんが、参加者の学生で前田侯爵邸の中と外で集合写真撮影を行いました。
街歩きの講座では、集合写真を撮影し、後日皆様に送付しています。
後期も多くの街歩き講座を企画しているのでぜひご参加ください!
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。