全て
シブカツではNPO団体との連携を目的として、直接、団体を訪問し情報交換を行っています。今回は、認定NPO法人サービスグラントの事務所を訪ねました。
「サービスグラント」は、ビジネススキルや専門知識を活かして、社会的課題解決に取組む非営利組織(NPO・地域活動団体)の基盤強化を支援する「プロジェクト型助成」を提供する団体で、2009年に設立された認定NPO法人です。
事務局のご担当者から、団体の活動についてお話をお聞きしました。
〇団体の立上げのきっかけについて
サービスグラントは2009年に法人化されました。法人化前の活動からは15年になります。「プロボノ」とは「社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門的な知識を活かしたボランティア活動」です。もともとは、アメリカの弁護士を中心に行われていましたが、近年、弁護士に関わらずいろいろな職業やスキルを持った方々が取り組むようになりました。アメリカの他、世界的にもたくさんのプロボノ活動団体がありますが、日本においては、サービスグラントがその草分けとしてプロボノの推進に取り組んでいます。
サービスグラントとしては、プロボノ参加者がプロボノを通じて社会に触れることで、社会に対する意識が変わるのではないかそのような機会を多く生み出していくことによって、社会全体に大きな利益があるのではないかと考え活動を行っています。サービスグラントは、プロボノを日本の中で推進していくことで、社会参加先進国を目指しています。
〇活動内容について
サービスグラントは「プロボノ」によるNPO団体等へのプロジェクト型の助成を行っています。まず、支援を求める団体の現状と課題をヒアリングし、「成果物」ごとにプロジェクトを立ち上げて、サービスグラントに登録している「プロボノワーカー」と呼ばれる参加者に呼び掛け、その立候補者を中心としてチームを編成し、支援しています。そして団体への支援を最後まで完了するように、サービスグラントがさまざまなサポートを行いながら見届けます。現在、約5,500人の登録があり、60代のシニアの方もいます。
最近は、定年間際の方が定年後の生き方を考えるという文脈でプロボノに着目されることが急激に増えています。多世代のチームを構成して支援することも多く、それぞれがスキルや経験を発揮し、高めあい、補い会いながらチームが機能しています。
2019年の活動のひとつとして、東京都福祉保健局から受託している東京ホームタウンプロジェクト事業の中で、年に一度のイベントである「東京ホームタウンプ大学2020」が2月20日に開催されます。ユニークで活発な地域づくりの事例をご紹介するとともに、これからシニアになっていく人々が、これから地域に関わる魅力や意義などについてもお話しします。是非、ご参加ください。
(東京ホームタウン大学2020については、こちら)
(プロボノワーカーのインタビューについては、こちら)
認定NPO法人サービスグラントは、シブカツサイト内の「コミュニティを探す」においても紹介しています。
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。