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認定特定非営利活動法人おやじ日本を取材しました

公開日

令和3年 5月12日(水曜日)

 シブカツではNPO団体との連携を目的として、直接団体を訪問し情報交換を行っています。今回は認定特定非営利活動法人おやじ日本を取材しました。

 「認定特定非営利活動法人おやじ日本」は、地域において、学校と連携しながら、各種体験活動、スポーツ等を行うおやじの集団(おやじの会)への支援や、子どもに関する情報の提供等の活動を行うことによって、子どもの健やかな成長に貢献するとともに、心豊かな社会の実現に寄与することを目的として活動する認定特定非営利活動法人です。

 事務局からNPOを立ちあげた経緯や活動内容、子どもを取り巻く渋谷の街の状況など興味深いお話をお聞きすることができました。

〇NPOを立ちあげた経緯について
 きっかけは、代表の竹花理事長が2003年東京都副知事に就任し、東京都青少年・治安対策本部に「子どもたちを犯罪に巻き込まない方策を提言する会」を設置しました。父親たちはもっと深く子どもたちに関わっていこう、地域の大人(おやじ)としていろいろ活動していこうということが提言の中に盛り込まれました。その提言を実現するために、2004年におやじ日本を設立しました。最初、おやじ日本は東京から始まり、その後、賛同いただける団体が増え、神奈川県、埼玉県、千葉県、そして広島県、山形県、愛知県と全国に拡がり、今に至っています。2009年には、東京都から特定非営利活動法人の認証を受け、2012年には、国税庁より認定特定非営利活動法人に認定されました。

〇活動内容について
 子どもたちの安全を守ろうと❝83(ハチサン)運動❞ 、❝iS(アイエス)運動❞を掲げて、多くの方にご協力いただきながら活動を続けてきました。2011年から始めた❝未来教室❞はおやじ日本の主要な活動の一つとなりました。また、年1回開催している❝全国大会❞は今年で19回目を迎えます。

【83運動】
 「子どもたちを大人社会全体で見守っていこう」という運動です。子どもの登校時間(朝8時)や下校時間(午後3時)に散歩や買物、草花の水やりなどをしながら、大人の目、意識を子どもたちに向けることで子どもの地域での安全を見守ることにつなげていく活動です。
 83運動は拡がりをみせ、2005年からコンビニエンスストアが安全・安心なまちづくり青少年環境の健全化に自主的に取り組むセーフティステーション活動を各店舗で実施していましたが、2007年から全国の2,000店を超えるコンビニエンスストアも家庭や学校で行われていた83運動に賛同し、従業員が掃除しながら子どもたちに声をかけたりするなどして83運動に協力して下さっています。

【iS運動】
 携帯電話・インターネットの利用により子どもが犯罪に巻き込まれ、犠牲者となる事件が続発しており、携帯電話やインターネットの新たな危機から子どもたちを守り、子どもの被害を未然に防ぐために、次のiS(インターネット・セーフティ)運動に取組んでいます。
①iS運動の象徴となるロゴの提供
 ポスター、カンバッチ、シールなどを作成し、提供しています。ポスターはおやじ日本のホームページからダウンロードしてご利用いただけます。
②各地のおやじの会を始め子どもの問題に関わる団体との連携
 多くの団体へ「一緒に活動しましょう」との呼びかけを行っています。
③携帯電話・インターネット問題のフォーラムの開催・支援、情報の提供、講師の派遣
 子どもたちへの「スマホ安心・安全教室」を実施しています。

【未来教室】
 企業と学校のつなぎ役を当団体が担い、企業で働く方々に学校現場で出前授業をしていただく都内の小中学生を対象とした教室です。「企業と学校が協力して、学校で子どもたちに社会の息吹を伝える未来教室」の拡充に取り組んできました。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響があり年間で10回の実施に留まりました。渋谷区では10月に上原中学校で「キャリア教育」の授業を行い、2年生3クラス(100人)が受講しました。2011年に開始した未来教室は10年目が終了し、受講した小中学生が2月で累計4万人に達しました。

【全国大会】
 子どもの問題に関わるテーマを取り上げて年1回開催している大会です。今年のテーマは「AIは人間を幸せにするのか? 子どもたちと考える!」です。
 6月27日に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開催されます。
 第1部は、東京大学名誉教授西脇通氏を講師に迎えた基調講演「AIの❝今❞と❝これから❞」また、第2部は「