全て
シブカツでは地域活動団体との連携を目的として、直接団体を訪問し情報交換を行っています。今回は本町区民会館を拠点に活動している渋谷みどりの会を取材しました。
「渋谷みどりの会」は、日本スポーツウエルネス吹矢協会の支部として、吹矢を通じて健康、交流に努めている団体です。
代表から団体の活動やスポーツウエルネス吹矢など興味深いお話をお聞きすることができました。
〇団体の活動について
日本スポーツウエルネス吹矢協会は1998年に設立されました。渋谷みどりの会は協会の渋谷支部として発足しました。毎週月曜日の午後に本町地区民会館4階の大集会室で練習をしています。コロナウイルスの影響で本町区民会館が利用できず、やっと11月から再開することができました。しばらく活動を休止していたため、本日は参加者がまだ少ない状況です。昨日シブカツホームページで当団体の情報を見たという人から電話があり、このあと3時に体験を兼ねて見学に来ることになっています。
スポーツウエルネス吹矢は安全な健康スポーツで、性別・年齢を問わずどなたでも楽しく始めることができます。全国47都道府県協会のもとに約1,300の支部があり70,000人弱の会員がいます。海外でもハワイ・タイ・マレーシア・ニュージーランド・フィンランド・モンゴル・台湾の7か国で行われています。
会員は障がい者の部、小中学生、高校生のジュニアの部、一般の部に分かれて登録します。一般の部には級、段位があり最高位は七段です。障がいのある方も無理なくできるスポーツで、ある大会では全盲の方が盲導犬を連れて参加していました。
毎年全国大会がありますが、700人ぐらいが参加し段位に応じて距離、点数を決めて競技が行われます。地方の人は練習会場が取りやすく練習量が豊富で強いので、東京から優勝者が出ることは極めて稀です。一昨年の大会の8メートル女子部門で当会から優勝者が出ました。本日練習に参加しています。こういう小さい支部で優勝者が出るということは非常に珍しいことです。
〇スポーツウエルネス吹矢について
スポーツウエルネス吹矢は日本で生まれたスポーツです。円形の的をめがけて息を使って矢を放ちます。高い運動能力や腕力は必要ありません。腹式呼吸をベースとしたスポーツウェルネス吹矢呼吸法で精神力と集中力を高めます。
最長で10m先の半径12㎝の的をめがけて、長さ120cm(又は100cm)の筒に長さ約20cm・重さ1g以下の矢を込めて勢いよく一気に吹きます。矢の初速は女性で時速100㎞、強い男性で時速150㎞にもなります。的は円心から半径3cm・6cm・9cm・12cmの同心円で、得点は半径3cmから順に7点・5点・3点・1点の配点となります。実技は1回の手技で3分以内に5本の矢を吹き、的に当たった点数を加算しましす。段位によって実技回数が異なりますが、2段以上の場合はこの手技を6ラウンド行います。筒を構えた手が微妙に動くだけで矢が10m先にいくとずれが生じます。手を動かさないようにすることと、吹く力を一定にすることが難しい競技です。
また、競技は基本動作が重視され、25項目が採点対象で40点からの減点方式となります。スポーツウエルネス吹矢の基本動作は次のとおりです。
① 礼をする:的に向かい一礼します
② 構える:足を肩幅に開いて構え、矢を筒に入れます
③ 筒を上げる:両腕で筒を高く上げながら、鼻から息を吸います
④ 息を吐く:筒をゆっくり下げながら、口から息を吐ききります
⑤ 息を吸う:的を見て息を吸いながら、筒を的に向けます
⑥ 吹く:一気に吹きます
⑦ 礼をする:的に向かい一礼する
最後にスポーツウエルネス吹矢の魅力についてお伺いしました。
① 誰でも性別・年齢を問わず楽しめます
② いつでも、どこでも、手軽にできます
③ ゲーム感覚で楽しみながらできるスポーツです
④ スポーツウエルネス吹矢式呼吸法による様々な健康効果があります
⑤ 精神力&集中力を高めます
⑥ 様々な世代とのふれあいや仲間づくりができます
⑦ 実力認定や競技参加による目標ややりがいが生まれます
このようにスポーツウエルネス吹矢はとても魅力がある安全な健康スポーツですので、ぜひ気楽に体験を兼ねて見学に来てください。
地域活動団体渋谷みどりの会はシブカツサイト内の「コミュニティを探す」においても紹介しています。
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。