日本に鉄の刀剣が現れたのは、弥生時代後期3世紀のことでした。銅の利器に比べ圧倒的に強靱で、よく切れる鉄の刀剣は古墳時代には日本全国に行き渡ります。この時代に作られた刀剣は反りのない両刃の剣と、片刃の大刀で、それらは平安時代に至るまで引き継がれました。
しかし平安時代の中頃に、反りのついた太刀が出現します。この反りのついた太刀が日本刀とよばれる形式です。
日本刀は折れず曲がらず、よく切れるという機能を発揮するため、内側に柔らかい芯鉄、それを固い皮金(鋼)で被うように作ります。また鉄の鍛錬によって表面に木材の板目や柾目のような模様が現われ、刃先を固くするために焼入れが行われ、そこに刃文を意識的に表します。これらの鍛えや刃文は日本刀独特のもので、それも京都や備前(岡山)、相模(神奈川)など名産地であったところで異なる特徴が見られます。その特徴を把握することで日本刀の鑑定が成り立っています。
この講座では、そうした日本刀の歴史とその鑑賞の仕方をわかりやすくお話ししたいと思います。
※本講座はZoomを使用したオンライン講座になります。そのため、メールアドレスの登録が必須となります。受講にあたり、PC等デバイスの準備、通信環境、Zoomのダウンロードが必要となります。
受付期間 | 令和3年9月17日 11:00~11月3日19:00 |
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開催日程 | 令和3年11月17日・12月15日(全2回)10:30~12:00 |
対象者 | 渋谷ハチコウ大学学生 |
定員 | ー(定員なし) |
会場 | オンライン講座(Zoom) |
主催 | 学校法人 聖心女子学院 |
講師 | 原田 一敏(ふくやま美術館長、東京藝術大学名誉教授・客員教授) |
受講料 | 3000円 |
ハチコウ大学認定単位数 | 1単位/1出席 |
備考 |
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