鉄の刀剣は鋭利な刃物で、それを身につけるには、握る部分の柄(つか)と、刃を収める鞘(さや)が必要です。
刀剣は古墳時代以来、権力の象徴であり、武士が実用として使うにも美しい金具を付け、鞘には蒔絵をはじめ様々な漆塗りを施し、飾っています。まさに武士にとってはおしゃれの道具、そして矜持でもありました。平安時代の貴族に使用された外装は位によってその装飾が決められており、武士でも豪奢なものを使用することが禁じられたほどでした。とくに江戸時代には拵えに付ける金具、すなわち鐔(つば)や小柄(こづか)、笄(こうがい)、目貫(めぬき)といった三所物などに超絶的な技巧が尽されました。
この技術や表現法は明治時代に至って、海外に輸出する工芸品の装飾に生かされ、高い評価を得ることになります。今の金工家たちにもその技術は引き継がれています。
古墳時代から江戸時代に至るそうした刀装の様相を、画像を使用してお話しし、文様表現や技法について解説をしたいと思います。
※本講座はZoomを使用したオンライン講座になります。そのため、メールアドレスの登録が必須となります。受講にあたり、PC等デバイスの準備、通信環境、Zoomのダウンロードが必要となります。
受付期間 | 令和3年12月17日 11:00~令和4年1月11日 19:00 |
---|---|
開催日程 | 令和4年1月25日 (火)10:30~12:00 |
対象者 | 渋谷ハチコウ大学学生 |
定員 | ー(定員なし) |
会場 | オンライン講座(Zoom) |
主催 | 学校法人 聖心女子学院 |
講師 | 原田 一敏(ふくやま美術館長、東京藝術大学名誉教授・客員教授) |
受講料 | 1500円 |
ハチコウ大学認定単位数 | 1単位/1出席 |
※受付日終了後の申込については、受付することができませんので、ご了承ください。
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。