19世紀から20世紀初めにかけて、英国とロシアは、中央ユーラシアの広大な地域を舞台に、熾烈な勢力拡大競争を繰り広げました。これをグレート・ゲームと呼びます。当時、地図上の空白地帯であった東トルキスタンは、まさに両国の関心が衝突する場所でした。しかしその駆け引きが、この地域は決して文化的な空白地帯ではなく、かつては豊かな文化を育んだ地域であったことを明らかにしました。各国が競って派遣した探検隊が、この地域の豊かな文化遺産を発掘し、世界中の注目を集めました。また、敦煌莫高窟で大量の文書が発見され、探検隊がその一部を欧州などにもたらした結果、敦煌学という新しい学問分野が起こりました。後期の講座では、この敦煌文書の発見以来の研究の動向を振り返るとともに、西域壁画の技法、材料、その科学的(光学的)な分析手法を紹介し、西域壁画の味わい方を模索したいと思います。
※本講座はZoomを使用したオンライン講座になります。そのため、メールアドレスの登録が必須となります。受講にあたり、PC等デバイスの準備、通信環境、Zoomのダウンロードが必要となります。
受付期間 | 令和4年9月12日 11:00~10月27日 19:00 |
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開催日程 | 令和4年11月10日・11月24日(全2回)13:00~14:30 |
対象者 | 渋谷ハチコウ大学学生 |
最少催行人数 | 10 |
会場 | オンライン講座(Zoom) |
主催 | 学校法人 聖心女子学院 |
講師 | 中野 照男(東京文化財研究所 名誉研究員) |
受講料 | 3000円 |
ハチコウ大学認定単位数 | 1単位/1出席 |
※受付日終了後の申込については、受付することができませんので、ご了承ください。
「何かを始めたいとは思っているけど、何をすればいいかわからない・・・。」、「共通の趣味を持っている仲間を探したい。」、「地域の活動に参加したい。」などのお問い合わせに対し、専用の相談窓口を開設して、皆様の生きがいづくりをサポートします。
他にも、各種講座・イベントの開催などを行います。皆様の「やりたいこと」が見つかる場所です。