渋谷ハチコウ大学

大学連携講座

【学校法人聖心女子学院】 ー日本・東洋文化探訪シリーズ第九弾ー水墨画の魅力

令和7年1月15日・1月29日(全2回)13:00~14:30
芸術.美術 , 中国 , 水墨画 , 9/2週公開

  

内容

受講申込期間終了後のキャンセルは承ることができません。講座をキャンセルしたい場合は、申込期間内にマイページよりお済ませください。申込期間終了後は受講料のお支払いが必要になり、返金もできかねますのでご注意ください。大学連携講座の受講の流れはこちらを参照ください。

水墨画の幅広さ
 水墨画の世界は幅広くヴァリエーションに富んでいます。鉛筆やペンが使われるようになる前は「なにを書くにも筆と墨」でしたから、子供の落書きもいってみれば水墨画でした。その一方で「黒」は、ものごとの本質を象徴する色であり、画家は世界の根源を表現しようともしています。墨と筆という身近でシンプルな画材によって、白い画面にさまざまなものを浮かび上がらせ、ときに色彩をも感じさせる。誰でもが気楽に描け、しかし窮めようと思えば奥深い。それが水墨画です。
日本の水墨画
 日本で描かれるようになるのは鎌倉時代。禅僧たちが中国の水墨画を真似て描き出します。室町時代には大きく発展して、力強い筆致で山水画を描く雪舟や、逆に繊細で静かな画風の相阿弥、また独特の形態感覚とユーモアをもつ雪村などが出てきます。それをさらに日本に馴染ませたのが、城郭に豪快な襖絵を描いた狩野永徳や、単純化によって「わび・さび」を表現した長谷川等伯。そして江戸時代になると、余白を生かした狩野探幽や、「たらし込み」を編み出した俵屋宗達など、中国にはない表現をする画家が出始めて、さらに円山応挙・長澤蘆雪・伊藤若冲らによって多彩な表現の世界が花開いてゆきます。
 この講座ではそのような日本の水墨画の魅力を、歴史を辿りまた中国と比較しながら紹介し、あわせて日常の風景から消えつつある「筆と墨」の文化を見直してみたいと思います。

受付期間 令和6年9月1日 11:00~令和6年12月27日 17:00
開催日程 令和7年1月15日・1月29日(全2回)13:00~14:30
対象者 渋谷ハチコウ大学学生
定員 5人
会場 聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ
主催 学校法人聖心女子学院 生涯学習センター
講師 島尾 新(美術史家・学習院大学元教授)
受講料 3000円
ハチコウ大学認定単位数 1単位/1出席

地図

聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ

申込方法

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