内容

　この講座は舞台を見ていただくというよりは、舞台の裏側、私達がふだん舞台を作り上げる過程を皆さんに知っていただく講座です。
舞台には、まず、どういった作品でどんな出演者が出演するのか決める企画製作があり、そこから脚本や作曲が行われます。
その素材を使って、演出家が見せ方をきめ、音響・照明・舞台のスタッフとプランを決め、長いものだと数ヶ月の稽古を重ねて舞台初日を迎えます。この、わたしたち舞台人にとってはあたりまえの、けれど劇場に足を運ぶ皆さんにとってはあまり聞いたことのない裏側を、元劇団四季であり東京パノラマシアターの演出家・脚本家の鈴木ゆまが実際に舞台制作をしてきた実体験をもとに説明していきます。

講座スケジュール
座学：9/24（火）14時～15時30分（渋谷生涯活躍ネットワーク・シブカツ イベントスペース　渋谷ヒカリエ8階）
舞台リハーサル見学：10/19（土）19時～20時45分　（千駄ヶ谷コミュニティセンター＝JR線原宿駅 竹下口から徒歩約6分）
※応募者多数の場合、２日とも出席できる方を優先します
※舞台リハーサル見学は現地集合・現地解散（交通費は自己負担となります。）

講師 【鈴木ゆまプロフィール】
慶応義塾大学経済学部卒業。劇団四季、音楽座ミュージカルに参加、「メトロに乗って」「リトルプリンス」などメイン役を務める。退団後は川崎悦子、夏まゆみに師事。近年では宮本亜門演出の東宝ミュージカル「プリシラ」や高橋大輔主演「氷艶ー月光の如くー」など出演。振付では鴻上尚史氏主宰の「虚構の劇団」振付を担当。モーニング娘。やハロプロ、人力舎のダンス指導を務める。近年では高橋大輔プロデュースのアイスショー「滑走屋」の総合振付を務め、新たな世界を切り拓いた。一方で自身タレント・ダンサーとしてテレビ番組に出演。2017年、トランスジェンダーの世界大会 Miss International Queen タイのパタヤに日本代表として参加。Talent Quest (パフォーマンス賞)世界３位を獲得。ダンサー、俳優、振付師 のジャンルと性別を超えて、社会に様々な切り口で訴えかけている。2010年「東京パノラマシアター」を旗揚げ。脚本と演出を担当し、商業演劇では追求しきれないテーマを、独自の解釈で展開し、美しくも退廃的な総合美術を提供し続けている。